こんにちは。レイスシステムソリューションズ株式会社のS.R.です。
今回は、最近社内で利用者が増えているデザインツール「Figma」について、導入の背景、直面した課題とその解決策、そして今後の展望を共有したいと思います。
Figmaとは
Figmaは主にウェブサイトやモバイルアプリのUI/UXデザインに利用されるツールで、リアルタイムでの共同編集が可能です。デザイナーだけでなく、プロジェクトに関わる全員がアクセスし、コメントを残すことができるため、効率的なコミュニケーションを図ることができます。
以下はFigmaの主な特徴です。
- リアルタイム共同編集:チーム全員が同時に同じファイルを編集可能
- クラウドベース:インターネット接続があればどこでもアクセス可能
- プロトタイピング機能:簡単に画面遷移やインタラクションを設定可能
- コメント機能:リアルタイムでフィードバックを得ることが可能
料金プランは2024年7月時点で4種類用意されており、弊社では「スターターチーム(無料)」を利用しています。
他のプランは以下の通りです。
- プロフェッショナルチーム:使用に慣れたチーム向け
- ビジネスプラン:中規模から大規模なチーム向け
- エンタープライズプラン:高度なセキュリティ要件や管理機能を求める大企業向け
画像引用:https://www.figma.com/ja-jp/pricing/
社内にFigmaが導入される前の状況
Figmaを導入する前は、画面デザインやイメージの作成にはスプレッドシートやエクセルを使用していました。これらのツールの利点として、汎用性が高く使いやすい点が挙げられますが、デザインのプロトタイピングやビジュアルの共有には限界がありました。
特に以下の点が課題でした。
- プロトタイピングの難しさ:インタラクティブなデザインを迅速に作成するのが困難
- 変更要望への対応の手間:エクセルやスプレッドシートでは変更箇所の特定が難しく、時間がかかる
- フィードバックの遅延:フィードバックがリアルタイムでなく、プロジェクトの進行が遅れる
Figma導入のきっかけと初期段階
私自身が個人的にFigmaを利用しており、「スターターチーム」のプランでも十分な機能が備わっていると感じていたため、社内で試してみることを提案しました。有料プランの導入を打診しなかった理由は、まずはコストをかけずに導入し、必要に応じて次のステップを検討したいと考えたからです。
初期の導入では以下の流れを重視しました。
- 試行運用:「スターターチーム」のプランを活用し、少人数のチームで試験的に使用を開始
- 事例や類似サービスのリサーチ:他社のFigma導入事例やオンラインリソースを参照し、概要を把握
- 使用感のヒアリング:チーム内でさまざまなメンバーにヒアリングを行い、利用者のフィードバックを収集
- 初期のトレーニング:Figmaの基本的な操作を覚え、画面イメージを作る時間を短縮することを目標に、Figmaの勉強会を実施
Figma導入後の現状と課題
現在、若手メンバーを中心にFigmaを使って画面設計を行う人が増えていますが、操作の難しさという課題が浮上しました。
具体的には以下の点が課題として挙げられます。
- 操作の複雑さ:Figmaは多機能であるため、初心者には複雑に感じられることが多い
- 学習コストの高さ:新しいツールを学ぶ時間や労力が負担となっている
- 全社的な統一感の欠如:スプレッドシートやエクセルと比べて、全員が一貫して使いこなせるわけではない
このため、Figmaに興味があるメンバーを対象とした勉強会を開催しましたが、学習コストの高さがかかることもあり、全員が効率よく使いこなすには至っていません。
今後の対策としては以下のようなアプローチを考えています。
- 教育リソースの充実:操作マニュアルやチュートリアル動画を社内に充実させる
- 定期的な勉強会の開催:月1回程度、Figmaの最新機能やベストプラクティスを共有する場を設ける
- FAQの整備:よくある質問とその回答をドキュメントにまとめ、社内に公開する
今後の展望
弊社では現在、デザインシステムを構築中で、デザインデータはFigmaを使って管理しています。デザインシステムの詳細については別の記事で取り上げる予定ですが、このシステムを社内にリリースすることにより、Figmaも全従業員に認知されるようになるでしょう。
使い方の難しさという課題に対処するため、操作手順を解説した動画の撮影や、ユーザーのスキルレベルに応じたTIPSを作成・共有することを計画しています。また、Figmaの普及だけではなく、プロジェクトの進行スピードと満足度向上を目的に、これからも努めていきたいと思います。
その他のプロジェクトや新たな使い方についても、以下のような計画があります。
- デザインシステムとの連携:Figmaをデザインシステムと連携させ、デザインコンポーネントとスタイルガイドの統合管理を目指す
- ユーザーテストの効率化:Figmaのプロトタイピング機能を活用し、ユーザーテスト時のフィードバックをより迅速に反映
- コミュニケーションの強化:チーム間でのデザインフィードバックをリアルタイムでスムーズに行うための仕組みづくり
今後もFigmaを活用し、デザインプロセスをより円滑に進めるための取り組みを続けていきます。皆さんもぜひ試してみて、感想やフィードバックをお聞かせください。
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